しかし
ITエンジニアは、転職することでキャリアップすることができます。
転職することは、決してマイナス点にはなりません。
今回の転職についてのお話は、
キャリアップは 転職エージェントにおまかせ
と題して 前向きな転職は、キャリアアップの近道という話をします。
最後まで読んでいただけたら何かヒントになるかも知れません。
IT業界は、売り手市場
IT業界は、昔から売り手市場と言われています。
求人活動も活発で企業も優秀な人材を集めるために多額のおカネを投じています。
2018年~2020年は、オリンピックに向けてIT関連のビジネスが急激に発展するため
「特別な数年間になろうとしています。」
また
AI、IoT、Web、セキュリティ、勘定系システムの刷新、外資企業の進出等、あらゆるIT分野で仕事が増えています。
キャリアアップは、今がチャンス
という状況です。
転職の目的を持っていますか?
最初に、なぜ転職を考えたのか冷静に考えてみましょう。
- 給与が安い
- 厳しい労働環境
- 会社の先行きが不透明
- 早期退職者制度
- リストラ
- 派遣社員
- 違う分野の仕事をしたい
- 今の会社では、キャリアアップが望めない
いろいろと理由があると思いますが、
共通するのは、
「なんとなく転職したい」
というのは、必ず失敗します。
自分が、なんのため転職したいのか心の整理をかねて
メモ帳でもEvernoteでもOneNoteでもKeepでもかまわないので文字にしておくことが大事です。
転職準備
なんといっても準備が大事です。
転職サービスに登録するのでも自己分析をしっかりやりましょう。
- 履歴書
- 写真
- 技術経歴
- 専門知識
- 得意な分野
- 資格
- 転職の目的
特に「転職の目的」は大切です。面接で必ず聞かれるのでしっかり押さえておいてください。
このなかでも「専門分野」があると転職に有利です。
中途採用をする企業は、即戦力を求めています。
専門知識は、業務知識だけとは限りません。
特にクラウドの知識があると有利です。
今の会社大丈夫ですか?
かつてIT業界で言われていた35歳定年説は、今は、ありませんが。
しかし、SIer(システムインテグレーター)という業種で仕事をしている場合、40歳以上は、余剰人員と言われる可能性があります。
その理由をこれから説明いたします。
SIer(システムインテグレーター)は、かつてIT産業界を引っ張る企業形態でした。
建設業界と同じような業態でユーザー発注の窓口だったからです。
ユーザー発注
⇒元請け(SIer)
⇒1次下請け
⇒2次下請け
⇒・・・下請け
というように受注案件を下請けに出すだけで中間マージンが手に入ってきたからです。
このまま、発展すればよかったのですが、
「SIerへの全部おまかせ」から「企業内開発」へと少しずつ変化しようとしています。
SIerが危なくなってきた理由
- AWS、Azureなどのクラウドサービスの普及でインフラを用意する必要がなくなった。
- 既存のサービスを組み合わせることで、新たなシステムを実現できるようになった。
- ウォーターフォール型開発ではユーザー企業のスピードに追いつけない。
- ITエンジニア不足が叫ばれている状況でも、単価は上がらない。
今までのようなスタイルでは、儲けが出なくなりつつあります。
現に一番儲けが出ていた、銀行系のシステムもパッケージの使用が前提となっています。
ハードウェアさえクラウドに負けている状況で売れなくなってきています。
実際に私が担当していた人材事業で昨年から多くなってきたのは
40代以上の元SIerの方の求人登録です。
それと同じようなぐらい多くなってきたのは
常駐SEをやっている人の求人登録です。
以前ブログで書きましたが、常駐SEの仕事は、先がありません。
キャリアアップを望むなら居場所を変えましょう。
失敗ができない転職
40代以上 特に50代にとっては、転職の失敗は、人生に関わることになります。
家族がいらっしゃる方は特にそうでしょう
もしかしたら次の転職先が最後の仕事をする会社かも知れません。
そう考えると躊躇する気持ちはわかります。
しかし、今の職場、仕事、キャリアアップを目指すなら
「前向きの転職」
を一度考えてみましょう。
正直言って 愛社精神とか言う時代ではありません。
自分と家族が大事です。
今の会社に可能性が感じられなかったらぜひ 動いてみましょう。
50歳を過ぎて会社の行く末が危うくなってからでは遅すぎます。
もしあなたが45歳以上でしたら以下のリンク先で転職を検討して下さい。
通常応募サービス/スカウト/エージェントサービスの3通り
転職活動は、在職中から行ってください。
必ず、決まってから 辞めるようにしましょう。
特に家族がいる方は、慎重に事を進めることをオススメします。
転職の応募には3通りあります。
通常応募サービスとスカウトサービスそしてエージェントサービスです。
転職成功の可能性を上げるには、最初に
通常応募サービス
スカウトサービス
に登録しましょう。
また、1社だけではなく 複数のサービス登録も行ったほうが可能性が広がります。
そして、大事なのは、
IT専門の転職サービス
を中心に考えることです。
なぜなら、IT業界と言っても広範囲な職種があります。
その専門性のためIT専門サービスの方が、数多くの就職案件を持っているからです。
自分が就職したい企業が具体的にある場合は、直接応募がある場合は、直接応募をします。
直接応募がなかったら掲載されている転職サービスを見つけましょう。
まとめると
- 自分の目的とする企業が決まっている場合は、直接応募をする。
- IT専門の転職サービスに登録する。
- IT専門のスカウトに登録する。
- エージェントサービスに登録する。
それぞれどんな特色があるかみてみましょう。
通常応募サービス
通常応募サービスは、求人サイトに登録して自分にあった会社を選択して自分から応募することになります。
また、メールでオススメの企業が送られてくるので必ず目を通しましょう。
「条件や目標の企業が掲載されたら」
応募しましょう。
基本こちらからアクションを取ることになるので自分が希望している企業や条件を検索するかメールで細かにチェックが必要です。
自分が転職したいと思う企業や条件を自分で検索できるところが強みです。
そのため案件が多いところが再重要です。
案件数が多いことが重要です。
スカウトサービス
こちらは、あらかじめ条件や経歴書を登録しておくと
企業側からスカウトされる可能性があるサービスです。
スカウトには、2種類あります
(1)企業からのスカウト
(2)人材紹介会社(転職エージェント)からのスカウト
もし条件がよいスカウトがあったらその時に考えましょう。
転職を考えるならば、ぜひ登録すべきです。
また、登録したことで、自分がどのぐらいの企業から必要とされるか指標ともなるので、今すぐの転職でなくても登録しておいて無駄にはなりません。
このサービスの特徴は、自分から探すことがないのです。
企業は、あなたの経歴書をみてスカウトすることになります。
意外な分野からのスカウトが来るかも知れません。
ただし、気をつけなければならないのは、スカウトされたからと言って必ず合格するとは限りません。
企業も複数スカウトを出して条件の良い人を採用します。
自分の経験上、不動産関連の企業から社内SEのスカウトが来たことがあります。
ぜひチャレンジしていただきたい
転職エージェントにおまかせ
基本無料で転職相談、企業の求人紹介、面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートををしてくれるサービスのことです。
主なサービスは以下のようになります。
求人紹介
キャリア相談
履歴書や職務経歴書作成サポート
面接対策
面接のセッティング
給与交渉
簡単に言えば、エージェントが変わりに企業と交渉するわけですが、エージェントによっては、トラブルの可能性がある可能性があります。
エージェントは、担当した転職希望者が相手企業に就職してその年収の何%が報酬となります。
極端に言ってしまえば、無理やり という可能性もあります。
ここは、どのエージェントを使うかという選択になります。
長年エージェントを専門でやっているところは安心です。
管理職志向でしたらここは有力サービス
IT専門ではありませんが、IT案件も充実
有利な知識と技能
40代以降の転職は、経験と専門知識が武器になります。
専門知識も特に金融、医療の知識があると有利です。
- AWSなどのクラウドの知識と経験。
- データベースは、企業側の使っているものと合致していれば有利
- 金融の知識は、フィンテックがこの先有望なのでかなり有利
- 医療もIT分野と切り離すことができないため知識があれば有利
- AIは、APIを使えるレベルでも需要があると思います。
後は、何か武器になるものを持っているかどうかでより有利になると思います。
・プロジェクトマネージメントだったら
具体的なプロジェクト
人数(多ければ多いほどよい)
自分が考えているマネージメントのツボのようなものをアピールするとよいでしょう。
何より、企業にとって「自分が有能で役に立つ」ことを全面に押しましょう。
社内SE
これからは、社内SEが重要な役目を持つことに企業側が気がついてきたようです。
企業が内製に向かうのが多くなってきました。
転職の候補に社内SEも含めてみるのもよいかも知れませんので候補の一つとして検討してみてください。
まとめ
40代以降の転職活動は、在職中が基本です。
今の仕事に不満がなければ、転職活動は必要ないのですが、人生にかかわることなので十分考えて行動しましょう。
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