新しく社会人になった人が多いと思いますが、会社に入る前のイメージと入社した後のイメージは大きく違っていると感じている人も多いと思います。
社会人歴、36年、転職歴 8回、コンピュータエンジニアとして多くの企業や経営者を見てきた自分が
こんな会社は、キャリアアップの遠回りになるので逃げたほうが良い
という経験からのお話です。
転職の参考になれば幸いです。
ボーナス支給の日に社長に御礼のメールを書く
これは、昭和に体験した話ではなく現在 実際に存在している企業の話です。
仮にA社とします。
A社は、年に2回 夏と冬にボーナスが支給されます。
入社時の条件に記載されていたので 臨時ボーナスというわけではありません。
驚いたのは、ボーナス支給日に上長から
「社長にお礼のメールを出しなさい」
という命令に近い強制がありました。
「お礼のメール? って 何?」
周りの人に聞いても通例だからという声で疑問を持っていない。
あのさ、社長のポケットマネーでボーナスもらうわけではないのだから、いちいち メール出すか?
100人近い企業で社員から一斉にお礼メール
忙しい社長業ならば 大迷惑そのもの
自分が社長だったら
「いらんわ そんな 意味のないメール」
と思うだろう。
「私のお陰で社員が喜んでいる」
と社員のメールを見て喜んでいる社長がいたら
暇でいいですね~~
と言ってあげたい。
誕生会とかバレンタインとか
社長の誕生日に社員全員からお金を集めてプレゼント
えっ? そんなの
「やりたい人だけやればいいんじゃないの?」
家族経営でもないんだから それっていかがなものでしょうか?
会社への帰属意識なんてバカバカしいもの
自分のキャリアに役立たないと思ったら逃げたほうが良い。
企画が行方不明
B社での話
「企画を出せ」
との命令で 死ぬ気で考えてまとめた企画書の提出とプレゼンを実施
その企画がどうなったかは、一ヶ月経過してもなんの発表なし
そこで上長に聞いてみたところ
「終わったよ」
「全部 却下」
という返答
「社長が、すべて なしにした」
同時期に企画を出した人に聞いてみたところ
やはり
連絡なし、結果なし、何が良いとか悪いとか一切なし
後でわかったのですが、企画書を社長の独断で却下したそうです。
このような企業は、社員が素晴らしいアイデアを出しても
却下されるか 却下されなくても社長の時代遅れの考えで大きく捻じ曲げられてしまいます。
ホウレンソウと言う割には、社員に連絡なし
昭和の世代には、懐かしいけど「ホウレンソウ」つまり、報告・連絡・相談というわけですが、中間管理職が、部下に対して「ホウレンソウ」と言っている。
21世紀になっても「ホウレンソウ」なんて言っている時点でこの会社の時代遅れっぷりがわかるのですが、こういうことを言っている会社に限って
特に部下に対して 重要なことを伝えていない。
ひどいところになると
会議の時刻が変わったのを一部だけ伝えていて 全員には連絡していない
なんてこともよくある。
単なる イジメ というわけではなく、会社全体として社員に伝えることが遅いし、ギリギリにならないと言わない。
例えば、
翌日から急にリモートワークにします。
なんてことを前日の夕方に言い出す。
台風などで帰宅困難になりそうなときも、
電車が止まってから
言い出す。
誰かが退職するのに 関係者には1周間前になって通達が来る。
こんなんじゃ 引き継ぎなどできたものじゃない。
ホウレンソウは、部下に対してではなく 上層部のあなた達が守るべきである。
秘密主義
一般社員に対して 秘密が多すぎる
先にあげた リモートワークの開始時期、会議の時刻変更など
あらかじめ わかっていることを なぜ ぎりぎりになるまで連絡しない
そしてもっとも悪い事は、
一部の社員だけに通達しただけで なぜ 全員に知らせない
このように本来、社員に伝えるべき情報を隠し、土壇場になって知らせてくるなど 何の秘密をも持っているのだろうか?
社員に通達することは、決定したら すぐに伝えてくれないと スケジュールなどで非常に迷惑
社長のひとことだけで決まる
小さな企業ならともかく 100人近い従業員がいる株式会社で
すべてのことが社長の一言で決まり
しかも 覆すことは絶対にない
こまったことに専門外のことについても 気分だけで決めてしまうなんてこともある。
新たに企画したプロジェクトに関しても社長との会議で方向転換してしまう。
そして その多くが、時代遅れと 過去の経験則に頼るばかりで 時代がみえていない。
中間管理職の全員が、イエスマンで
社長の意見が間違っていることでも そのまま 実施してしまう
という 最悪な状況になっている。
そんな会社だったら退職をオススメ
今どき、こんな昭和めいた会社が存在しているとは驚くばかりですが、こんな会社では未来がないことは確実
和気藹々で社員が仲良し なんてのは嘘です。
こういう企業は「うわべだけ」の会社が多いので 実は社員はバラバラです。
限られた人生の中でこういうところに長くいたら ダメになることは確実です。
キャリアとして遠回りもいいところを考えてください。
特に若い人は、気がついたらすぐに退職すべきです。
まとめ
会社は、実際になかにはいってみないとわからないことが多いのですが、
「昭和の会社ですか?」
なんて 古い慣習が残っているところがあるのも事実
ワンマン社長だとその傾向が多いのですが、会社という閉塞的な社会では、おかしな慣習はそのまま継続される場合が多いわけです。
最初、疑問に思っていても 人間は慣れて順応してしまうわけです。
「会社の状況が自分に合わない」とおもったら転職を考えるべきです。
働ける期間は短く、キャリアアップを考えるならば、無理して社風の合わないところで時間を潰すことはありません。
積極的にキャリアアップを考えて行動することをおすすめします。
45歳以上の転職だったら相談してくれるサービスがあるので積極的に活用してください。
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